観世九皐会別会「石橋」

先達て、4月28日に国立能楽堂にて平成最後の観世観世九皐会の公式の公演であります別会が催されました。
大変栄誉な事に、この別会にて能「石橋」の前シテ・赤獅子を披かせて頂きました。
この石橋は”習い物”と申しまして、特に本曲は猩々の”乱”と同じく、ひとかどの能楽師となるためには避けられない重要な演目となっております。そのような大曲を、ましてや前シテから勤めさせて頂き、さらには白獅子を観世喜正先生にお付き合い頂けましたことは感謝しても仕切れない物です。
また、ご来場頂けた皆々様には感謝申し上げます。満員御礼の大盛況の大成功で終われましたのも、ひとえに皆様のご支援あってのものと存じます。まことにありがとうございました。

この先は、7月15日海の日の午後に鎌倉能舞台にて能「安達原」のシテを初めて勤めさせて頂きます。東北地方が舞台の鬼のお話の登場する大曲です。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

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